電動ウォーターポンプ交換　プリウスα　電装系修理　ZVW40　チェックランプ点灯

ZVW40　プリウスα　チェックエンジンウォーニングランプ点灯により入庫いただきました。

チェックエンジンウォーニングランプが点灯しているので、テスターに繋ぎダイアグコードを確認します。

ダイアグコード
●P261B
エンジン電動ウォータポンプ系統
●P148F
エンジン電動ウォータポンプ過回転
が出力されていました。

P261B
エンジンコントロールコンピュータは、エンジンウォータポンプASSYより送られてくるデューティサイクル信号を使用して、ウォータポンプASSYの回転数を計算しています。
エンジンウォータポンプASSYを駆動している時に回転数が900 rpm未満になった場合、エンジンコントロールコンピュータは異常と判断し、ダイアグコード(P261B)を記憶し、チェックエンジンウォーニングランプを点灯させます。

P148F
エンジンコントロールコンピュータは、エンジンウォータポンプASSYの回転数を監視しており、目標回転数よりも実回転数が一定値以上高くなった時は過回転と判断し、ダイアグコードを記憶する。(チェックエンジンウォーニングランプは点灯しない)

アクティブテストでウォーターポンプを強制的に回転させ、数値を確認します。

目標モーター回転数よりモーター回転数が早いことがわかります。
コンピューターの指示にウォーターポンプが従えてないことがわかります。
ウォーターポンプの異常と判断し、ウォーターポンプ交換の作業に移ります。

エアクリーナーケースを外し、作業スペースを確保します。

取り外したウォーターポンプと新品のウォーターポンプです。

交換後、LLCを充填し、冷却系統のエア抜きを行います。
データモニターにてウォーターポンプの作動数値を確認。
正常に作動しています。

作業完了後
お客様のお車を洗車、室内清掃をし、きれいな状態で納車させていただきました。
いつもありがとうございます。